前職は外資系のリース会社で、14年間勤務しました。転職のきっかけとなったのは、昭和リースに転職した前職の上司から｢一緒にやらないか｣と声を掛けられたことです。上司は、昭和リース内に生命保険販売の専門チームを立ち上げ、本格的に稼働させることをミッションとしており、そのメンバーとして誘われたのです。私は前職で通常のリースの商品・サービスだけでなく生命保険販売にも注力し、その営業スキルやノウハウ等の専門性の向上に努めてきました。それが評価されて上司から声が掛かったのだと思います。しかし転職には悩みました。前職では会社の窓口として、フロントでお客さまに提案してきました。そこに営業という仕事の魅力ややりがいを感じていたのです。しかし、昭和リースに転職すれば、フロントでなく営業担当をサポートする立場で生命保険を提案していくことになります。やはり、会社の看板を背負い、フロントで営業することにこだわりがありました。
転職を決意したのは、それまで14年間新しいお客さまを開拓し、関係性を構築してきた自身が持っているスキルやノウハウを若い人に伝えることも自分の役割と思ったからです、スキル・ノウハウだけでなく、営業という仕事の魅力も伝えたいと思い、上司の誘いに快諾し入社しました。

転職して8年間、生命保険を中心に、他リース商品も含めて、営業担当者に同行し提案のサポート業務を行ってきました。それを通じた営業担当者の提案力強化のための教育・指導にも取り組んできました。自身の背中を見せることで若手の成長をサポートすることができたと思います。お客さまの課題解決に資するソリューションの一環としての、生命保険の提案の形を定着させることができました。
現在は、エリア営業の統轄次長としてチームをマネジメントし、目標を達成することをミッションとしています。前職では営業担当として目標達成のために基本的に一人で活動していましたが、今は若手をいかに育て、チームとして成長していくかが重要であり、私にとってのチャレンジだと思っています。チームマネジメントで大切にしていることは、個々の能力や個性を引き出し、高いレベルでそれらを融合することです。また、若手の話をしっかり聞き、自身の発言に対して相手が抱く感情や考えを考慮し、コミュニケーションを図ることを心掛けています。もちろん、生命保険営業時代のように同行して自身の姿を見せることで、気付きを与える活動も行っています。そしてその結果、部下が実績を上げた時、また昇進した時など、心からやりがいを感じます。

入社時から変わらないのは社内の雰囲気の良さです。人に教えることが好きな人が多いですし、前職が外資系だったこともあって、当社の雰囲気に穏やかさや温かさを感じます。非常に仕事がしやすい環境です。また前職は個人の力量が求められましたが、当社はチームとして目標を達成しよういう意識が高い。自分だけ良ければいいと考えずに、相手を考える利他の精神を持っている人が多いと感じています。一方で、厳しい競合の中にあるリース業界の現状に対して、それぞれが危機意識を持って業務に取り組んでおり、穏やかでありつつもメンバーが持つエネルギーが社内を活性化させていると思います。
SBIグループの一員になったことで、グループ内にある他のリース会社と連携したマッチングビジネスという、新たな展望も見えてきました。自身が14年間の時間で培ってきたリースの専門性を発揮して、今までにない新しいビジネスの創出に取り組んでいきたいと考えています。仕事面だけでなく、新しいアイデアや発想で、組織や風土・文化の変革にも挑戦することで、今まで以上に働きやすく、やりがいを感じられる職場環境を創造したいとも思っています。好奇心やチャレンジ精神旺盛な人は、ぜひ当社の門を叩いてみてください。