CULTURE
社員の働き方紹介

視野を広げた時、目指すべき方向が見える
事業共創部長
本田 卓也
PROFILE
キャリアアップを目指し、入行から約10年で財務系コンサルティングファームに転職。買収案件のアドバイザリー業務を希望していたものの、リーマンショックと重なり、事業再生計画の策定や実行支援などの業務を主に担当。業務を通してSBI新生銀行とも継続的に接点を持ち続ける中で2011年、SBI新生銀行に再就職をする。
CAREER STEP
1996年 大阪支店で中小・中堅の法人営業を担当。
1999年 本店ノンバンクセクターに異動。RM業務、買収案件、不良債権処理業務などに携わる。
2008年 財務系コンサルティングファームに転職。事業再生計画の策定や実行支援などの業務に従事。
2011年 SBI新生銀行に再就職。法人RM業務を経て、グループ事業戦略部(現事業共創部)へ。

SBI新生銀行に再就職しようと思ったきっかけは何ですか?
財務系コンサルティングファームに転職後は、思いがけず、主に事業再生計画の策定や実行支援などのプロジェクトを担当することになりました。これらの業務の基本的な素養については、SBI新生銀行で身に着けていましたが、アドバイザーという立場で携わることで、また違ったやりがいや面白さを感じられたことはいい経験になりました。一方で、あくまで決定権のない、第三者の立ち位置での業務であることに歯がゆさも味わう中で、「自分が、当事者として意思決定ができる仕事のほうが向いている」と感じるように。銀行を離れ、自分のキャリアを別の角度で見つめたことで、次第に方向性が固まっていきました。またSBI新生銀行とは退職後も仕事を通して接点があり、良好な関係を築けていたことも大きいです。昔の上司から、「戻ってきたら」と声を掛けられたことが、再就職の決め手となりました。SBI新生銀行は中途採用者数が全体の50%以上と金融業界の中でも比較的多く、しがらみが少ない、自由な社風です。外部で経験したことを再びSBI新生銀行で活かしたいという想いと、また勝手が分かる職場であれば能力も発揮しやすいと思ったことから、迷うことなくSBI新生銀行に再就職しました。

他社を経験したことで、現在の業務にプラスに働いていることはありますか?
一番は、物事をより多面的に深く捉えられるようになったことです。例えば融資を行う際の審査業務など企業価値の把握をする場面では、以前は財務諸表や税務申告書などの書類を確認することが中心でした。しかし、コンサルティングファームに於いて、マーケティング戦略や、生産管理や原価管理、人事機能などさまざまな要素を蝕知的に確認しながら、事業計画を策定する業務を行ったことは、企業価値を把握することの意味を本質的に理解する上で、とても良い経験になりました。例えば、ある工場の部品1個の原価を理解するために、原材料や人員配置、生産工程などを現場で事細かに確認したりもしました。そうすることで、はじめてビジネスの仕組みを体系的に、また理屈ではなく肌感覚で理解できるようになったと実感しております。こういった経験の中で、ビジネスを通じて利益がどのように生まれてくるのかを根本的に知れたことは、自分にとって貴重な財産となりました。
現在はSBI新生銀行グループにおける新規事業開発の企画・推進などに携わっています。ウィズコロナの環境下で生まれてくる価値観を先駆的に把握し、お客さま視点に立って、今後成長していく事業領域を見極めることが非常に重要です。これまでの経験を活かしながら、金融フィールドにこだわらず、幅広い視野を持って新しいビジネス領域を開拓していきたいと思っています。