ABOUT CONSUMER FINANCE消費者金融業界とは

消費者金融業界とは

消費者金融業界と聞いてあなたはなにが浮かびますか?
ここでは簡単に消費者金融業界について説明します。

学生

就職活動を控えている学生。
消費者金融業界に興味を持っている。

レイクさん

新生フィナンシャルの社員。
消費者金融について豊富な知識を持つ。

消費者金融とは

01.消費者金融について

レイクさんこんにちは!
最近、消費者金融について興味を持ち始めました。
消費者金融についての知識を深めたいので、いろいろ教えてください!
消費者金融について興味を持っていただけてうれしいです!
まずは消費者金融の簡単な説明を。
なるほど!個人のお客さまに対してお金を貸す会社ということですね。
そうです。でもお金を借りる際は利息もあるので注意が必要です。

02.消費者金融の仕組み

具体的にどのような仕組みなのか教えてください!

消費者金融の仕組み

消費者金融の仕組みは上の図の通り。
資金を必要としている人から借入の申し込みを受け、
審査を行います。
審査が通った後、資金が融資されます。
返済の際は、融資額や返済期間に応じた利息をつけて返済していただきます。

03.銀行との違い

銀行でもお金を借りることはできますよね?何が違うんですか?
業務内容・融資までの時間・適用される法律、
この3点が大きく違います。

消費者金融と銀行の違い

なるほど、銀行に比べて消費者金融は融資に特化しており、
すぐに借りることができるんですね!個人への融資という部分は同じなのに適用される法律も違うことにびっくりしました。
また、銀行系のカードローンには、保証会社が入っています。保証会社は主に「代位弁済」と「審査」という役割を担っており、⼀般的に個⼈への融資にノウハウを持っている消費者⾦融会社などが⾏います。
消費者⾦融会社がノウハウを持っているから、銀⾏系のカードローンにも保証会社として消費者⾦融会社がかかわっているんですね。

04.お⾦を借りる理由

そもそも、どうしてお⾦を借りる必要があるんですか?お⾦を借りたら、利息を付けて返済しなければならないから、損だと思うんですけど。
確かに、⾦銭のやり取りだけを⾒ればそうかもしれないですね。しかし、そもそもお⾦を借りるということはその先に購⼊・利⽤したいサービスや商品があるなど⽬的がありますよね。利息を払ってでも「今」⽬的を達成することと、貯⾦をして「将来」⽬的を達成することに関して、どちらが⾃分にとって価値が⼤きいかは⼈それぞれではないでしょうか。
確かにそうですね。卒業旅⾏に⾏きたいけど、お⾦が⾜りなくて⾏けないなんてことになったら⼀⽣後悔するかもしれません。
消費者金融とは、必要なタイミングで必要な資金をご融資することで、少しでも多くの財やサービスを買えるように上手く調整する仕事です。
人が一生で得られる価値を最大化するため、私たちのような業界が必要なんです。

消費者金融の歴史

01.消費者⾦融誕⽣

レイクさん!消費者金融は元々どのような経緯で誕生したのですか?
銀⾏は主に法⼈向け融資を得意としており、個⼈向けに融資することはほとんどありませんでした。個⼈がお⾦を借りる場合は、知⼈や友⼈、親族を頼ることが⼀般的だったのです。そんな中、1960年代、毎⽉の給与収⼊があるサラリーマンに限定し、個⼈向け融資を⾏う会社として、サラリーマン⾦融(サラ⾦の語源)、現在の消費者⾦融が誕⽣しました。
サラ⾦という⾔葉を聞いたことがあったんですが、そのような由来があったことは知らなかったです。

02.多重債務と過払い⾦請求

その後、高度経済成長期とともに消費者金融市場は急成長していきましたが、急成長の背景には、貸金業者が乱立し、安易な貸付がなされ、利用者側も安易な借り入れが多くなっていったことが挙げられます。
そうなると、中には、多くの会社から借⼊をしてしまい、返済に困って、また別の会社から借⼊をする⼈も出てきそうですね。
まさしく、そのような状態を多重債務状態と⾔います。

多重債務の仕組み

例えばA社に借⾦があり、返済のためB 社からお⾦を借りると、今度はA社とB社に借⾦をすることとなり、また返済のためC社にお⾦を借りるという雪だるま式に債務が増えていく状態のことを⾔います。
返すために借りるのは本来の借りる目的から離れてしまっていますね。
多重債務者が増えたことから、社会問題へと発展してしまいました。
また、多重債務により返済が難しくなっていく中で、借りた⾦額だけでなく、⾦利にも注⽬されるようになりました。
なぜ、注⽬されるようになったのですか。
まず、⾦利とはお⾦の貸し借りにおいて、借りたお⾦に対してどれくらいの利息が発⽣するかの割合を指し、⾦利を規制する法律として、⺠事上の上限⾦利を決める利息制限法によって借⼊額ごとに15〜20%の上限が定められています。
しかし、利息制限法とは別に、⾦融業者が不当に⾼い⾦利でお⾦を貸さないように刑事罰を科す出資法という法律も存在し、こちらの上限⾦利は1999年以降2010年6⽉18⽇まで29.2%と定められていました。
利息制限法で定める上限⾦利は超えるものの、出資法で定める上限⾦利は超えない⾦利のことをグレーゾーン⾦利といい、多くの貸⾦業者がグレーゾーン⾦利でお客さまに融資を⾏っていました。

グレーゾーン金利について

僕が利⽤者だった場合、利息制限法の⾦利を超えているから、違反じゃないのかなってモヤモヤしてしまいます。
そうですね。なので、2006年の最⾼裁の判決によって、利息制限法を超える⾦利は無効となり、貸⾦業者は、過去に遡って、超過した部分の利息をお客さまへ返還することとなりました。
消費者⾦融について調べていたら、「多重債務」や「過払い⾦請求」というワードが出てきたので気になっていましたが、このような歴史があったんですね。

03.貸⾦業法改正

でも⼤丈夫です!現在は社会問題に発展して以来、度重なる賃⾦業法改正により⼤きく変化しています。
そして、2006年12⽉に貸⾦業法が制定されて以来はじめて抜本的な改正がなされ、段階的に施⾏後、2010年6⽉に完全施⾏されました。
なるほど!法改正によって、今の消費者金融はとてもクリーンな業界へと変化したのですね!
その通りです。もちろん、法改正以外にも、消費者金融業界の健全な未来に向けて、各企業はさまざまな活動に取り組んでいます。

新生フィナンシャルの未来への向き合い方

新生フィナンシャルはどのような考え方で社会に向き合っているんですか?
新生フィナンシャルは金融包摂(すべての人が必要な金融サービスを利用できるようにすること)などの社会課題に対して、真に求められていること(提供価値)を追求し磨き上げることで、解決に繋げ、社会への貢献と企業としての成長を同時に達成し、持続可能な社会の実現を目指して経営しています。

新⽣フィナンシャルのサステナビリティ経営

提供価値

お客さまに与信を提供し続けること=お客様の信用を守ること

実現

お客さまの信用を守ることによって、お金のピンチに見舞われたときに必要な資金を提供し続けることができ、それが社会課題の解決につながっているのですね。
そうですね。そして、新生フィナンシャルでは社会課題に向き合うためにさまざまな活動を行っています。例えば、金融リテラシーの普及促進として、日本貸金業協会と新生フィナンシャルを含む消費者金融大手4社が協働し、「金融リテラシー向上コンソーシアム」を設立しました。

金融リテラシー向上
コンソーシアム

今後、各々が培ってきたノウハウやリソースを集約し、高度化することで、より広範にかつ質の高い金融リテラシー教育を提供するとともに、金融犯罪被害の未然防止および拡大防止などの消費者保護対策に取り組みます。

金融リテラシー向上
コンソーシアムのしくみ

出典元
「⾦融リテラシー向上コンソーシアム ホームページ」
レイクさん!消費者⾦融について、教えていただきありがとうございます。消費者⾦融は⼈が⼀⽣で得られる価値を最⼤化するために必要な業界であり、時代とともによりお客さまが安⼼して利⽤できるように変遷してきたことを知ることができて良かったです。
消費者⾦融業界について理解を深めていただけたなら、私もうれしいです!