IT CROSS TALKIT座談会

MEMBERメンバー紹介

金 梨花

2017年入社

システム開発部

松岡 大成

2020年入社

システム開発部

長谷部 紗衣

2021年入社

システム企画・運用部

新生フィナンシャルに入社した決め手。01

松岡
大学では化学系の研究室で学んでいました。研究は好きだったんですけど、この先、仕事として長く続けていくと考えたとき、ちょっと違うかなと思うようになったんです。
そこで就職活動では業界を絞らず、幅広くさまざまな会社を見ました。ただし“新しいことにチャレンジできる仕事”という軸だけはぶらさずに探していたところ、SEのようなITにかかわる仕事に興味を持つようになりました。ITの知識はなかったですが、これからの世の中、自分の武器となるスキルを持たなければいけないと思っていたところ、新生フィナンシャルは自社でシステムを開発・運用しており、上流から下流工程まで全体の知識を身に付けることができること を魅力的に感じ入社しました。
長谷部
確かに、先々を考えたときにスキルがあるというのは大きな強みになりますよね。私は学生生活も就職活動もちょうどコロナ禍でした。ほぼオンラインでの生活だったので、将来に不安を覚え、安定性と将来性を重視して就職活動をしていました。その中で、経済学部出身でもSEになれると知り、曖昧だった就職活動の軸がだんだんと絞られていきました。
新生フィナンシャルへの入社を決めたのは、文系の未経験者でも受け入れてもらえることと、何より社員が魅力的だったことです。面接時にも、“私がどんな人間か知りたい!”という熱意が伝わってきて、“私”とちゃんと向き合ってくれることが嬉しかったです。一緒に働きたいと思える人のいる会社かどうかはとても大事だと思うんです。仕事の向き不向きはやってみなければわかりません。置かれた状況でとにかく頑張ってみようと決めていましたので。
2人と同じように、私もIT職を初めから志望していたわけではなく、むしろ視野に入れていなかったくらいです。何か生活にかかわること、ものづくりにかかわれることの2点をポイントに、業界関係なく多くの会社説明会に足を運びました。
たまたま参加した新生フィナンシャルの先輩社員との座談会で、文系出身で活躍している人の話を聞いた際、私にも専門的なスキルを身に付けることができると思い、俄然興味がわきました。何より先輩の雰囲気がとても和やかで、社員同士の仲のよさを感じたことが、最終的に入社の決め手になりました。

社歴に関係なくチャレンジできる、私たちの仕事内容。02

自社システムの開発や改修が主な仕事です。プログラミングコードを書くというよりも、どのようなシステムにするか設計し、実装されるまでの全体をコントロールしています。
よく学生の方から、「システム開発部と、システム企画・運用部との違いがわからない」と質問を受けるのですが、システム開発部は、要件定義や設計に加え、開発やシステムテストといったシステム開発の一連の流れを担います。また、開発したシステムの機能向上や不具合改修も行います。一方のシステム企画・運用部は、予算やシステム機器、ソフトウェアといったシステムを開発するにあたり必要なリソースの管理と、システムを保守・運用する役割を担います。すべてのシステムが問題なく稼働している状態を保つため、監視やさまざまなメンテナンス作業を行い、万が一の障害にも24時間365日対応する重要な仕事です。部によってそれぞれ役割がありますが、システムリリースや障害発生の際は、各部が連携し日々対応しています。
松岡
私はシステム開発を担当しています。まだまだ自分でできる範囲は限られていますが、自社で設計、開発、運用まで一貫してかかわっているため、自分たちが作りたいと思ったものをカタチにしやすいですし、それがどう実装されるかまで見届けられる点で、やりがいを感じる仕事だと思います。
現在、これまで物理サーバー上で構築、運用してきたメインシステムの一部を、AWS(アマゾンウェブサービス)という新しいクラウドプラットフォームに乗せ替えるプロジェクトに参画しています。金さんと同じプロジェクトです。計画段階で半年、その後1年の準備を経て、ようやく動き出したところです。
今回のプロジェクトは大きいですよね。私の役目はプロジェクトのリーダーとして全体を俯瞰し、推進することです。常に納期、課題、人の動きなど、あらゆる要素を先読みして、プロジェクトが円滑に推進するよう、先回りを意識して取り組んでいます。
松岡
私はプロジェクトの一部分の担当ですが、金さんはプロジェクト全体にかかわっていて、システム開発だけでなく運用の部署とも連携して、プロジェクトを引っ張っていく推進力が凄いな、と感じています。オリジナルの自社製システムを扱うため、開発時のことを知っている人がいないとわからないことが多く、ましてや自分自身も経験が浅いため、資料を探し出して調べなければならないんですが、そんなとき、金さんが必要な資料が何か的確に指示してくれたり、今、何が課題なのかを浮き彫りにしてくれたりすることで、やるべきことの優先順位が自ずと見えてくるんです。
そう言ってもらえると嬉しいです。プロジェクトの中にはいろいろな考え方の人がいて、それぞれの意見がありますからね。いかに調整し、理解を求めながら同じ方向に導いていくかということに努力しています。
入社2、3年目のときに、他社と協業してシステムを開発したことがあり、そのときにユーザーなど、実に多くの人と話し合いをしながら調整する経験をしました。私は決してコミュニケーション能力が高い方ではありませんが、会話を通じて仕事をいかに前進させるかというスキルはここで身に付けることができたような気がしています。
長谷部さんたち、若手グループも頑張っていますよね。先日のコールセンター見学会の実施は、長谷部さんが中心メンバーだったと聞いています。
長谷部
ありがとうございます。今入社3年目ですが、いろいろなことを経験させてもらっていて充実しています。仕事内容は多岐にわたっていて、ひとつはシステム運用部で、データベースの運用や保守を行っています。2つめは各種プロジェクトへの参画で、そのひとつが金さんがお話していたコールセンターの見学会です。業務をしている中で、開発されたシステムが現場でどのように使われているのかが不透明だなと感じていました。「ユーザー目線が大事」ということは常々言われていますので、実際にシステムを使う現場社員と会って話をすることで、より意識できるのではないかと考え、IT本部の若手メンバーによるコールセンター見学会を企画・実施しました。「現場の生の声を知ることができ、気づきが多くあった有意義な時間だった」と周りの方にも好評で嬉しかったです。
社長の目にも留まって、「この動きを次につなげよう!」と言っていましたよね。見学の調整や段取り、収集した意見の取りまとめなど、とても大変だったと思います。それだけに注目度も高かったですし、長谷部さんたちのような若手が先陣を切って行動を起こすことで、会社の空気を変えてくれたような気がしています。「彼女の成長は恐ろしい!」と噂になっていましたよ。
長谷部
そこまで褒めてもらえると恥ずかしいですね。実はもうひとつプロジェクトに参画しています。これは部署を超えてのプロジェクトで、生成AIの活用方法を探るプロジェクトです。まだ何ができるのか模索している状況ですが、私がIT本部の担当として入っており、たとえば、コールセンターで対応方法が不明なときに、マニュアルを参照するのではなく、チャットで質問するとAIが対応方法を教えてくれるなど、“できたらいいな”をカタチにしていけるよう、プロジェクト全体で取り組んでいます。

今だから語れる、
会社の魅力。03

長谷部
何と言っても、社歴に関係なくチャレンジさせてもらえることです。新しい発見もありますし、やったことを上層部が見てくれて、正当に評価してもらえることが仕事のモチベーションにつながっていると思います。また、部署を超えた連携が求められるので、スケジュール管理などの調整力やコミュニケーション力も鍛えられる点に魅力を感じています。
松岡
私の場合は自社開発できるところが魅力ですね。しかも入社3年目でも大きなプロジェクトメンバーに選んでもらい、かなりハードルの高い仕事ではありますが、システムの全容を見ながら設計開発ができる点で、成長スピードも速いと実感しています。
また現在手掛けているAWSを使用してシステムを構築する手法は、近年、他の大手企業でも採用されています。汎用的で最先端のスキルを身に付けられる環境にあることはありがたいと思っています。
まず入社当時を振り返ってみると、新入社員研修では、右も左もわからない私に辛抱強く先輩が付き添ってくれたことに感謝しかないですね。毎日泣きそうになりながら、必死に勉強したことを思い出します。その後も、現在のプロジェクトを進める上で必要な資格取得のための研修に参加させてもらったりと、“人を育てる”ことに惜しみなく力を注いでくれる会社だと感じています。

目指す姿が明確だから、成長できる。04

任されているプロジェクトにおいては、まだまだ課題解決能力が低く、力不足を痛感することが多々あります。システムに関する技術や知識をさらに身に付け、「金さんに任せておけば大丈夫」と誰からも思ってもらえる存在になりたいですね。
松岡
専門的な知識もまだまだ勉強していきたいですが、金さんのマネジメントを目の前で見ていて、自分に足りないのはコミュニケーション力だと思いました。人と話す機会がそれほど多くはないこともあって、今はまだどの分野に関してどの人に聞けばいいかという情報量が圧倒的に少ないと感じます。社内のことをもっと知って業務に活かすために身に付けないといけないことは、金さんのように、相手からいかに必要な情報を聞き出せるかということ。あまり得意とする分野ではありませんし、難しいとは思いますが、目指さなければならない姿だと思っています。
長谷部
今は目の前のデータベースに関する知識を深めて、システム運用のプロフェッショナルを目指しています。その先は、現在も併行して別のプロジェクトの仕事にもかかわっていますが、今後もどんどん新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。
月一回の上司との面談で、やりたいこと、やってみたいことをどんどん発言していくといいですよ。希望を聞いてくれることも多々ありますし、一緒に組織を動かしてくれることもあります。
実際、長谷部さんも部署を動かしましたもんね。その柔軟性が、新生フィナンシャルの最大の魅力かもしれませんね。

※部署名、所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。
※一部仮名を含みます。