2025年度卒業・修了予定の新規学卒者等の採用活動に関して
SBIホールディングス株式会社、株式会社SBI新生銀行、株式会社アプラス、昭和リース株式会社および新生フィナンシャル株式会社(以下「SBIグループ各社」といいます。)は、その採用関連事務に関して、SBI新生ヒューマン・リソーシズ株式会社に業務委託しております。これに伴い、SBIグループ各社は、採用応募者やインターンシップ等の応募者(就職ナビサイト等を通じた応募者を含みます。)の個人情報を、会員規約に従って、SBIグループ各社間およびそれぞれの採用関連業務委託先であるSBI新生ヒューマン・リソーシズ株式会社との間において、それぞれ共同利用いたします。 これにご承諾いただいた上でご応募ください。

ストラクチャード
ファイナンス
コース

プロジェクトファイナンス部

鬼木 ひなこ

2021年入社

PROFILE

SBI新生銀行の新卒採用ホームページの記事を読み、若いうちから大規模な業務に携われる点に魅力を感じて入社。現在、国内の再生可能エネルギー発電事業に対するプロジェクトファイナンス組成業務および融資実行後のモニタリング業務を担当している。

地方銀行などの他の金融機関と手を携えながら、大規模プロジェクトを推進していく。

私が担当するプロジェクトファイナンスとは、特定の事業を対象に、そのプロジェクト(例:太陽光発電所、風力発電所など)から生み出されるキャッシュフローに着目し、その中の利益を返済原資とする貸出手法のことで、ストラクチャードファイナンスに分類される融資手法のひとつです。プロジェクトの利益のみが返済原資となることから、事業の実現可能性や将来の収益性・持続性を分析する必要があり、そこにノウハウがあります。法務面、発電所設備の技術面、自然災害リスクなどの細かなDD(デューデリジェンス)や事業計画の検証、契約書作成・レビューなどを行う必要があります。
また、クローズ(融資実行)に至るまでに弁護士や司法書士を含め社内外の関係者との調整が必要になるとともに、クローズ後のモニタリング(期中管理)フェーズにおいても、さまざまな関係部署との連携が不可欠です。特にプロジェクトファイナンス部が扱う案件の融資金額は数百億円規模と大きいこともあり、シンジケートローンを組成し、地方銀行などの他の金融機関と連携しながら融資を行うこともあります。アレンジャーとして、複数の金融機関を代表する立場でお客さまと直接かかわることも多くあり、他の金融機関がどんな情報を求めているのかを想像しつつ、お客さまによって経済条件も異なることから、ご意向をできるだけ尊重できるよう、日々、どう動くべきか模索しながら対応しています。

若いうちからダイナミックな仕事に取り組む。そんな先輩の姿に憧れを抱いた。

SBI新生銀行の仕事に興味を持ったのは、新卒採用ホームページに掲載されていたプロジェクトファイナンス部の記事がきっかけでした。最先端かつ大規模なプロジェクトに若手のうちから携われることに惹かれ、エントリーを決めました。選考が進んでいく過程で、SBI新生銀行の先輩社員とたくさんお会いし、一緒に働きたいと思えたことが最終的に入社を決断する決め手になりました。
私が働くプロジェクトファイナンス部は総勢70名程。海外チーム約20名、国内チーム約30名、ミドルチーム(事務担当)約20名で構成されています。私が所属する国内チームは、日本国内の再生可能エネルギー発電事業(太陽光発電所・洋上風力発電所・陸上風力発電所・バイオマス発電所)などに対するプロジェクトファイナンスの組成業務および融資実行後のモニタリング業務を担当しています。お客さまだけでなく、専門家(弁護士、技術アドバイザー、保険アドバイザーなど)に対しても意見具申し、交渉しながら案件を進めることが求められるため、かなり苦労することが多いのですが、先輩社員から手厚いサポートを受けながら業務に取り組んでいます。

壮大なスケールの発電所を目の当たりにし、この仕事の醍醐味を改めて感じた。

仕事のやりがいを改めて感じたのは、実際の発電所を目にしたときです。竣工後のメガソーラーや洋上風力発電所を実査する機会があり、その迫力に圧倒され、とても壮大で感動したのを覚えています。融資する物件(プロダクト)が実際に存在していることがプロジェクトファイナンスならではの醍醐味だと思います。ドキュメンテーションを終え、契約書を締結し、融資を実行するときには大きな達成感を味わえます。
クローズ(融資実行)後、案件のモニタリングフェーズに入ると、若手の担当者が案件の管理を主導していくことになります。モニタリングでは、クローズ時に想定していなかった突発的な事象に対応していくこともありますし、契約に定めたコベナンツ(特約条項)に該当し、その対応を求められることもあります。その場合は、クローズ時に締結した契約書の変更や、融資金額の一部返済を受けたり、改めて新しく契約を締結したりするために、契約書のレビューを行います。契約書の内容に関しては弁護士に相談して「この言い回しに違和感がないか」と確認したり、お客さまの要望を受け入れたりなど、リスクを考慮しながら調整する事項が数多くあることもあり、1~2年目のときは契約書の作成業務に苦手意識があり、大変難しく毎回苦戦していました。その都度、先輩から手厚いサポートをいただいたことで、最近では、文章に契約内容を落とし込んでいく作業を自分でリードして、論点を整理しながら契約書を締結できるようになり、自己成長を感じられるようになりました。

若いうちから挑戦できる風土が根付いているから、成長の機会も多い。

SBI新生銀行の魅力は、若手でも仕事の裁量が大きく与えられているところだと思います。自ら学び、積極的に案件に絡んでいこうという意欲を持ち、多角的な視点で考え、根拠を持って説明できれば「素晴らしい。それならやってみよう」と、積極的に挑戦する機会を提供するという風土が根付いています。常に前向きに業務に取り組めるからこそ、大きなやりがいを感じることができます。また、他の金融機関の場合、まずは法人営業(コーポレートファイナンス)から経験を積むケースがほとんどだと思いますが、SBI新生銀行は「コース別」に採用を取り入れていることから、私のように興味のあるビジネスエリアが決まっている人には、大きなメリットを享受できるのではないかと感じます。入社したときから、コース別採用で謳われている業務に携わることができますし、入社当初からプロジェクトファイナンスに配属してくれる金融機関は非常に珍しいと思います。若年時より専門領域でキャリアを重ねていける機会を提供してくれるのは、とても大きな魅力だと感じました。
今後は、ストラクチャードファイナンス分野のスペシャリストを目指し、リスク管理や不動産ファイナンス部での業務経験を積む機会を得て、さらに専門知識を深め、知見を広げていければと思います。

ONE DAY SCHEDULE

  • 9:00

    出勤

    お客さまからのメールチェックや、本日のタスク確認をして、一日の動き方やスケジュールに問題がないかを確認する。

  • 10:00

    往訪

    上司・先輩と一緒にタクシーで移動してお客さまの会社を訪問し、融資案件の条件の打ち合わせや希望のヒアリングを行う。

  • 11:00

    ミーティング

    オンラインでのミーティングは、お客さまとの面談や、弁護士の先生などの専門家との案件の相談まで、多岐にわたる。

  • 12:00

    昼休憩

    オフィスに併設されているカフェテリアで、先輩とランチをとる。

  • 13:00

    事務作業

    DDや事業計画の検証、契約書作成・レビュー、稟議書の作成などを行う。

  • 15:00

    社内ミーティング

    案件に携わる審査部門などの関連部署への連絡や相談などを行う。メールやチャットで済む場合もあれば、じっくり面談することも。

  • 18:00

    退勤

CAREER

  • 1年目~
    現在

    プロジェクトファイナンス部
    国内における再生可能エネルギー発電事業(太陽光発電所・洋上風力発電所・陸上風力発電所・バイオマス発電所)に対するプロジェクトファイナンス組成およびモニタリングを担当

※部署名、所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。