2025年度卒業・修了予定の新規学卒者等の採用活動に関して
SBIホールディングス株式会社、株式会社SBI新生銀行、株式会社アプラス、昭和リース株式会社および新生フィナンシャル株式会社(以下「SBIグループ各社」といいます。)は、その採用関連事務に関して、SBI新生ヒューマン・リソーシズ株式会社に業務委託しております。これに伴い、SBIグループ各社は、採用応募者やインターンシップ等の応募者(就職ナビサイト等を通じた応募者を含みます。)の個人情報を、会員規約に従って、SBIグループ各社間およびそれぞれの採用関連業務委託先であるSBI新生ヒューマン・リソーシズ株式会社との間において、それぞれ共同利用いたします。 これにご承諾いただいた上でご応募ください。

ストラクチャード
ファイナンス
コース

不動産リスク管理部

武藤 光平

2018年入社

PROFILE

2001年、銀行では時間外になるとATMからの引き出し手数料が当たり前にかかっていた時代、いち早くATMの引き出し手数料を24時間365日無料にするなど、銀行の常識にとらわれない先進的な取り組みを行う会社の風土に惹かれて入社。大学時代の学びを活かし、自らの専門性を高めたいと「ストラクチャードファイナンスコース」に応募。1カ店目は不動産ファイナンス部で経験を積み、4年目から不動産リスク管理部へ異動。現在は、国内不動産ノンリコースローンの審査業務などを担当。

国内外の融資案件に潜むリスクを分析し、適切な融資かどうかを見定める。

私は現在、不動産リスク管理部に所属し、不動産ファイナンス部やヘルスケアファイナンス部が組成する国内不動産NRL(ノンリコースローン)案件の審査業務、不動産法人営業部が組成する上場または私募の国内REIT(不動産投資信託)案件の審査業務などを担当しています。SBI新生銀行が得意とする不動産ノンリコースファイナンスとは、プロジェクトや資産の価値で判断して資金を調達するストラクチャードファイナンスの一種です。融資対象となる不動産から生み出される賃料収入に着目し、返済原資をその対象不動産から得られるキャッシュフロー(賃料収入や物件処分価値)のみに限定した融資で、仮に借入債務の不履行が生じた場合でも、債権者による遡及対象が当該不動産のみに限定されます。国内外の機関投資家の不動産投資(物件の取得・運用、開発など)において、この融資手法を用いた資金調達ニーズが非常に高まっています。私たちが取り組んでいる案件(不動産物件)は、賃貸住宅、オフィス、ホテル、物流施設、商業施設、ヘルスケア施設など。日本国内のほか、英国や米国、豪州など、幅広いタイプや地域に及びます。

銀行の常識を覆していく姿勢がSBI新生銀行の魅力。
キャリア構築においても若いうちから専門性を高め市場価値を上げることが可能。

私がSBI新生銀行を知ったのは、何気なく説明会に参加したのがきっかけでした。その後、自分で調べていくうちに、自分がまだ子どもだった頃からATM手数料無料を打ち出すほか、他行に先行して自行のATMをなくすなどして「常識にとらわれない金融機関」という印象を持ったことで、興味・関心がわきました。また、多くの銀行では法人業務希望者はRM(リレーションシップマネージャー)としてキャリアをスタートすることが多いと言われていますが、SBI新生銀行では、最初からストラクチャードファイナンスの部署に配属してもらえる「ストラクチャードファイナンスコース」が用意されています。最終的には、メガバンクほど規模が大きくないため、社員数が少なく、若いうちからいろいろな経験を積ませてくれそうだと感じたことも入社の決め手になりました。
今では一般的になってきているコース別採用も、SBI新生銀行では2000年代初頭より行っており、人材育成に関しても常識にとらわれない姿勢を感じました。実際に入社して先輩たちをみていても、若いうちから市場価値を高められるような経験を積んでいますし、チャレンジする環境が整っていると思います。
私自身も、1カ店目から不動産ファイナンス部に配属となり、対象不動産の評価業務を経験しました。その後、国内不動産NRL案件の組成・実行・返済に至るまでのファイナンス業務を経験し、入社4年目に現在の不動産リスク管理部に異動する機会を得ました。基本的には一人で案件を担当し、営業部店(不動産ファイナンス部・ヘルスケアファイナンス部・不動産法人営業部)やその他の関係部署とコミュニケーションを取りながら、新規案件の分析、行内稟議資料の作成、決裁権限者への説明、実行済み案件のモニタリングなどを行っています。他行に就職した大学時代の友人たちからいろいろな話を聞くと、恵まれたキャリア機会を与えてもらっていると感じます。
業務上、検討すべき論点が多いので、高度かつ多角的な視点での分析力が養われますし、融資関連知識のほか、不動産、法務、税務、会計などさまざまな専門知識を総合的に身に付けることができます。不動産という専門領域に特化することで、早期に自分の専門分野が開拓できるので、自分のキャリアに自信が持てています。

全国各地に足を運んで地域の特色を知り、見聞を広められることが面白い。

現在取り組んでいる業務のやりがいは、審査担当者として規模が大きいプロジェクトを支えていると実感できるところにあります。投資対象となる不動産物件を通して、さまざまな地域特性を多角的に知ることができる点も、非常に面白く、やりがいに繋がっていると感じています。対象不動産の物件評価資料や周辺地域の賃料相場や今後の開発予定等々の各種資料やデータを調べるだけではなく、北は北海道、南は沖縄まで、実際に現地に足を運んで実地調査(固定資産などの現物を実際に目で見て確認すること)を行うことで、資料やデータからは得られないことを知ることができます。実地調査をすると、オフィスの机上では分からないことが見えてきますし、当たり前ですが、ここの不動産に自分たちの融資資金が活用されているのだという実感もわいてきます。すると、その業務に携わっている責任も改めて痛感します。
巨大な物流倉庫やホテルなどさまざまな投資物件に融資する案件に携わるときには、地域経済の活性化に寄与できると感じられることも、自分の仕事に取り組むモチベーションにつながっています。どんなに忙しくても、自分の仕事が誰かのため、世の中のためになっていると感じられると、励みになります。難しい案件であればあるほど、正直、苦労も多いのですが、その分、案件がクローズを迎えたときは大きな達成感を感じています。

現場を知る営業部店とのコミュニケーションが、正しい判断の鍵を握る。

仕事に取り組むうえで常に意識しているのは「論点の抜け漏れ」を生まないことです。融資対象となる不動産の利用用途やエリア、稼働実績などによって審査上、注目するポイントが異なるため、検討すべき論点はとても多く、注意を要します。案件一つひとつが異なっており、それに合わせて審査の内容も変わるため、業務を一概に定型化することはできません。ひとつの論点の見落としが債権回収リスクに直結するので、資料やデータ、実地調査で収集してきた情報をきめ細かく検証しています。また、営業部店との適切な連携も非常に重要になってきます。必要な情報を適切に集め、分析しなければ、判断を間違ってしまうかもしれない。その一方で、「営業現場」を顧みず、杓子定規に、過度に保守的な判断をしてしまえば案件を進めるうえでの障害になりかねない。最前線に立つ営業部店と密に連携し、適切な距離感で保つことが重要だと感じています。営業現場に寄り過ぎた判断をすると会社の損失に繋がり、逆に営業現場の理解が乏しく、審査担当の目線だけで判断してしまうと収益機会の損失に繋がってしまいます。
今後の目標は、これまで身に付けた専門性を活かしながら、さらに多くの案件に触れ、SBI新生銀行が提供できるサービスの可能性を広げていくことに貢献していくことです。ストラクチャードファイナンスは、不動産ファイナンスだけでなく、プロジェクトファイナンスなどさまざまな領域があります。とても奥が深い分野ですので、今後も、ストラクチャードファイナンスの世界で、キャリアを築き、いろいろなことを学んでいきたいと考えています。

ONE DAY SCHEDULE

  • 9:30

    出勤

    フレックスタイム制度を活用し、定時より30分遅らせて始業。

  • 10:30

    ミーティング

    営業部店と、新規の案件にかかる物件の概要や融資条件を調整するためのミーティングを実施。審査側の要望と営業部店の要望のすり合わせを行い、着地点を模索する。

  • 12:00

    昼休憩

    本店のカフェテリアや周辺の飲食店にて昼食。

  • 13:00

    ミーティング

    同じ部署の評価担当者と、融資対象となる物件にどれくらいの価値があるのかを確認するためのミーティング実施。

  • 14:30

    資料作成

    融資条件の合意形成がとれ、融資の実行にむけて進んでいる案件について、審査側の観点から「審査意見書(社内決裁資料)」を作成し、上司に確認・フィードバックを得る。

  • 18:30

    退勤

CAREER

  • 1年目

    不動産ファイナンス部
    アンダーライティングチーム(不動産評価専門チーム)に所属し、担保不動産の評価などを行う業務に従事した後、部内のオリジネーション担当2班(ファイナンス組成チーム)に異動。国内不動産ノンリコースローン(NRL)案件に関する案件組成から実行・期中管理・返済までのファイナンス関連業務に従事。

  • 4年目~
    現在

    不動産リスク管理部
    不動産ファイナンス部が組成する国内不動産NRL案件の審査業務、不動産法人営業部が組成する国内REIT(上場・私募)案件の審査業務を担当。

※部署名、所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。