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PROJECT
STORY

人の命を左右する救命救急の分野で、
ドクターヘリのリース契約に挑む!

OUTLINE

2023年9月、昭和リースは大阪府のお客さまとの間にドクターヘリの新造機導入にかかるリース契約を締結した。一刻を争う救命救急の現場において、今回の契約はより多くの人の命を救う手段として大きな役割を持つだけでなく、SDGs目標 3「すべての人に健康と福祉を」の達成に寄与する案件でもある。

PROJECT MEMBER

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倉橋 達也

リース・ソリューションビジネスコース
大阪営業第一部第2チーム / 2017年入社

プロジェクトの概要

13年ぶりの
ドクターヘリ
新造機へのファイナンス対応

お客さまは、全国提携病院へドクターヘリを派遣し、救命救急に携わっている企業です。2010年6月にドクターヘリのリース契約を初めて締結し、その後はドクターヘリやその備品導入にかかるファイナンスの提供を通じ、事業活動をサポートしてきました。
今回、ドクターヘリ新造機のファイナンス対応を行うプロジェクトが浮上。昭和リースとしては13年ぶりに大きなビジネスにかかわる機会を得ました。
このプロジェクトのリース会社選定はコンペティション形式で行われ、私たちの他に数社が競合として参加しました。コンペでの提案のポイントは、昭和リースの物件の目利き力を活かした提案にあると思い、関係部署と協議を重ね、お客さまのキャッシュフローの負担を低くする戦略で臨みました。その結果私たちが採用され、案件落札が決定。お客さまとのお付き合いの深さもこの決定に影響していると思います。

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プロジェクトのポイント

多くの命を救うため、
迅速な契約手続きに奔走。

無事にドクターヘリ新造機に関するリース契約を落札し、お客さまとの契約条件の協議や社内申請など、すぐにプロジェクトが始動しました。というのも、ドクターヘリを行政機関へ登録する日程が非常にタイトであったためです。期間は実質3週間ほどで、プロジェクト成功のポイントはスピード。いかに速く、スムーズに登録書類などを揃えられるかがカギとなります。
登録窓口の担当者は別部署から異動してきたばかりの方で、今回の案件対応について経験がないうえ、私も初めての経験。Webサイトで必要書類を確認しながら、わからない点は電話とメールで問い合せる日々がスタートしました。もちろん社内稟議を行うための準備も必要で、毎日多くの書類と向き合っていましたね。登録に必要な書類はあらかじめ下書きをして、窓口に送り、不備がないかを確認をしながら進めました。上司からも「倉橋はこの仕事に集中してくれ」と言ってもらえたのはありがたかったですね。登録日に間に合わなければ、それだけドクターヘリの活躍する時間が減ってしまいます。もしかしたら、救える命も救えなくなるかもしれない。私はそんなことを考えながら、仕事に当たっていました。

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成功の秘訣

社内のバックアップ体制を最大限活用。
先回り思考でスムーズなクロージング。

日に日に登録日が迫ってくる中、助けられたのは昭和リースの風通しのよい社風でした。審査部からは申請稟議書に関して、ドクターヘリの事業内容、事業性、業界特有の慣習、登録手続きなどについて多くの質問が飛んできます。社外担当とのやりとりで精いっぱいになっている私を見て、上司がタイミングのいいところで助け船を出してくれるのです。特に審査部からの質問事項は、お客さまへ確認しなければわからない事項も多いです。そのときは上司が私の代わりに対応してくださるなど、要所要所で手を差し伸べてくれたのが印象に残っています。また、営業本部をはじめとする関係部署に電話一本で相談できる体制があったことも、案件を進めるうえで非常にありがたかったです。
そのおかげで引渡日程のスケジュール調整はあったものの、無事に登録日を迎えることができました。振り返ってみると短い期間内で完遂できたのは、スケジュールを逆算して構築し、もしものことを考え、先回りしながら動けたことに加え、審査部、その他関係部署、上司とのスピード感のある連携も成功の要因だったと思います。

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やりがいと喜び

ファイナンスのその先に、
大きな社会貢献がある。

1ヵ月ほどのプロジェクトでしたが、本件の契約によって個人目標数字の約7割を達成。会社の業績に大きく寄与できたとともに、ドクターヘリという社会貢献性の高い物件をリースできたことで、持続可能な社会への貢献もできたと思っています。
これは余談ですが、本プロジェクトのお客さまは大きなニュースになるような事件や災害などでドクターヘリを出動させてきた経験を持っています。今後、そのような重要な場面で私たちがかかわったドクターヘリが活躍することを考えると、医療や救命救急の分野にも力になれていることを実感でき、大きなやりがいを感じました。お客さまからも、短いスケジュールの中、スムーズに対応したことに対する感謝の言葉をいただき、今後も機体のファイナンス提案をお願いしたいとおっしゃっていただきました。

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自己成長と今後

誰もやっていないことに挑戦してこそ、
昭和リースらしさを発揮できる。

この大きなプロジェクトを経験したことで、私自身、大きく成長できたと思っています。ドクターヘリという特殊な物件を関係省庁とコミュニケーションを図りながら進めていくノウハウや知見が身に付き、これだけ大きなプロジェクトを私が主体となって無事に完遂させることができたことは自信につながりました。日常的に複数の業務が並行して進んでいる場合、どの案件を優先していくのか。また、段取りや準備をどのようにしたらよいのかも学ぶことができたと思っています。そして何より、社内関係部署との連携、上司の支えの大切さを実感。この会社で働いてよかったと思えた経験でもありました。
今後は他のリース会社が手掛けたことのないプロジェクトに挑戦することで、昭和リースの独自性をアピールできればいいなと思います。たとえば、大阪・関西万博の移動手段として空飛ぶタクシーや無人タクシーが話題になっていますが、そのようなファイナンスにも携わっていけたらおもしろいのではないかと。やはり誰もが経験のある仕事をするのは、正直に言ってできて当たり前の世界。誰もやっていないことに挑戦してこそ、仕事の醍醐味を感じられるし、何より昭和リースらしいと思います。そんなチャレンジ精神を忘れず、これからも社会貢献性の高いビジネスに関わっていきたいですね。

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※部署名、所属および動画内容は、取材当時のものです。

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