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清重 太希
SBI新生銀行
スペシャルティファイナンス部
2017年入社
当初から銀行での法人営業に絞って就職活動を行う中で、日本長期信用銀行からSBI新生銀行までの歴史を知り、成長産業に長期資金を提供するコーポレート・ファイナンスに魅力を感じて入行を決意。現在はスペシャルティファイナンス部に所属し、ファンドの企業買収の際のローン提供に関わっている。

池田 ちひろ
アプラス
オペレーションセンター
2006年入社
金融業界を中心に就職活動を進める中で、アプラスの会社説明会に参加。先輩社員との座談会を通じてクレジットカード決済に興味を持ったのが入社の決め手に。入社後は現在に至るまでオペレーションセンターにて勤務。カスタマーサポートの専門デスクに所属し、お客さまからの問い合わせ対応を行うオペレーターをサポートするSV(スーパーバイザー)業務に従事している。
これまで利用した育児関連の制度や活用方法は?

入社6年目に、子どもが産まれました。現在所属するスペシャルティファイナンス部に異動して半年間勤務した後、妻の出産に伴って半年ほど育休を取得しました。子どもはもうじき1歳半になります。

私は第一子の妊娠・出産のため、2017年10月から産休・育休を取得しました。その後、第一子の育休期間中に第二子の妊娠が分かり、そのまま産休・育休を継続して取得することになりました。

私の場合、第一子だったこともあり、自分たちの子育ての環境が整っていませんでした。そこで「はぐくみ休暇」※という制度を利用し、出産予定日の2週間前から休みを取得しました。里帰り出産ではなかったこともあり、いつ出産が始まってもいい体制を夫婦で事前に整えられたのが良かったですね。子育てを支援する制度が充実している点はとても大きいと感じます。

本当にそうですよね。私は2021年5月の職場復帰時から時短勤務を利用しており、2024年3月現在も継続中です。SBI新生銀行グループではこどもが小学校を卒業するまで時短勤務を利用できるため、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるのが魅力だと思います。
※『配偶者の妊娠・出産にかかる特別休暇(有給)。配偶者の妊娠から子が2歳になるまで20日を取得可。15日の取得を義務化している。(愛称:はぐくみ休暇)

両立するうえで大事にしていることは?

私は共働きで以前から2人で家事を分担していましたが、妻がつわりの時期は特に辛そうだったため、家事の分担を見直し、妊娠中は私がほとんどすべての家事を担当することにしました。妻のサポートをしながらリモートワークで仕事をし、妻の定期健診には有給休暇を取得し、なるべく付き添うようにしていましたね。

それはパートナーとしても心強かったのではないかと思います。家事の分担をどうするのかは大事なポイントですよね。私の場合は、職場復帰する前に互いの家事の分担やタイムスケジュールについて確認するようにしました。

確かに復帰後の時間調整も難しいところだと思います。現在は、妻も職場復帰して共働きのため、保育園の送迎や体調不良時のお迎え、通院などを夫婦で分担して対応しています。妻は朝7時台や17時以降にミーティングが入ることもあるので、私は、毎日7~9時と17~20時の時間帯はなるべく仕事を入れず、妻の急な予定変更にも対応できるようにしています。

パートナーの都合も考慮しながら予定を立てないといけないのが大変ですよね。復帰後は理想通りの両立ができず思い悩むこともありましたが、家族や上司、同僚に相談しながら徐々に解決することができました。家事については、ロボット掃除機や乾燥機、食洗機などの時短家電を導入して効率化し、「完璧を求めず最低限こなしていればいい」と割り切ることでストレスをためないようにしています。

なるほど、時短家電ですか。上手に活用されているんですね。我が家では、平日に料理をつくる負担を減らすために、週末におかずを作り置きすることで家事の効率化を図っています。

職場の雰囲気や周囲のサポートは?

リモートワークができる環境が整っているため、仕事と育児の両立がしやすいです。育児休業では、人員補充がない中で業務を引き継いでもらい、復帰後は再度引継ぎをしてもらいました。育休中の不在期間は同僚の負担が増えていたと思いますが、温かい声をかけてくれる方が多くて助かりました。

周囲の理解があるのは本当に大きいですよね。上司や同僚とは普段から話をする機会も多く、何気ない会話の中で悩みを打ち明けることができます。また、上司とは定期的に1on1面談があり、普段はできない込み入った相談ができるところも良いなと思います。

復帰後は保育園への送迎や子どもの世話のため、基本的には毎日7~9時と17~20時は業務から離れ、こどもが寝ている時間帯の20時以降や7時前に対応しています。こどもの体調不良時は急に休みを取得することもありますが、業務を同僚と調整したり、通常の9~17時に加えて都合の良い時間帯で追加勤務したりすることで育児と両立しています。

私も現在はうまく両立できていますが、懸念しているのは「小1の壁」です。2024年4月から第一子が小学校へ進学しました。第二子は幼稚園に通っており、小学校の登校の付き添いと幼稚園の送迎が重なり、ライフスタイルが大きく変化しています。ただ、不安を抱えていることを上司に相談したところ、「リモートワークを検討してはどうか」という助言をいただきました。

私も「小1の壁」は気がかりです。柔軟な働き方で今後も両立が実現できるといいですね。

ええ。私が従事している業務は、お客さまと電話で話す機会も多いため、リモートワークはできないと思っていました。ただ、「自分ができない業務が他の人に回るのであれば、その分、リモートワークでできる業務を引き受ければいい」とアドバイスされ、考え方を改めることができました。今はリモートワークができるようにチームメンバーと調整中です。自分が切り開いた道が今後も続いていけばいいなと思っています。

社会人として就活生に伝えたいことは?

仕事と家庭との両立が重要なのは、子育て中の社員に限った話ではありません。育児をしない人でも、仕事を続ける中で、親の介護や配偶者の体調不良などで仕事以外の役割を持つ可能性があります。仕事は余裕を持ってできるように自身の能力を高めつつ、自分や家族のためにプライベートの時間の使い方を工夫できると良いと思いますね。

仕事と育児の両立はとても大変です。ただ、お迎えに行くとこどもたちが私の元に駆け寄って来てくれます。その瞬間は幸せを実感できますし、日々の小さな悩みも吹き飛びます。また、育児のストレスが溜まっている時は、仕事をすることが気分転換に繋がることもありますね。

個人的には、入社直後の転勤を機に、初めて一人暮らしを経験したことで、家事がすべてできるようになったのが役立ちました。また、育休を通じて、妻と同じレベルで育児ができるようなったのも大きかったですね。出産・育児を考えている人には、最初のうちに集中的に経験しておくことをお勧めします。

就職活動に取り組んでいる学生さんの中で、子育ての実感が持てる人は少ないと思いますが、今後のキャリアの中で仕事と家庭の両立に悩んだり、不安を感じたりすることはきっとあるはずです。ぜひ将来のライフスタイルの変化を考慮に入れながら、より良い会社選びをしてほしいと思いますね。

これまでのキャリア
Career
1年目
大阪営業部
中小企業、大企業向けの融資、預金、為替の営業やM&A案件紹介などの法人営業
3年目
ストラクチャードリスク管理部
ストラクチャードファイナンスの審査、プライベート・エクイティ投資の審査
6年目~現在
スペシャルティファイナンス部
LBO(レバレッジド・バイアウト)担当として、PE(プライベート・エクイティ)ファンドが企業買収を行う際のローンの提供を行う法人営業
1年目~現在
オペレーションセンター(池袋)
諸届、カードセキュリティ、総合インフォメーション、専門デスク