INTERVIEW 03
法人審査部
業務推進役
2023年入行
PROFILE
前職のメガバンクで約20年勤務し、法人営業と法人審査を経験。2023年に当行に入行し、現在は法人審査部にて営業担当が持ち込む融資案件の審査を担当している。
「50歳で役職定年を迎える」
前提の働き方が、
ライフプランと合わなくなった。
子どもの誕生を機に、
長く活躍できる環境へ。
2001
メガバンクで法人営業と法人審査を担当(法人営業約17年、法人審査約5年)
2023
当行に入行。法人審査部で融資案件の審査を担当
守るべき未来のために、
「役職定年」のない場所へ。
私が転職を考え始めたきっかけは、44歳で長女を授かったことでした。前職ではメガバンクに20年以上勤めていましたが、銀行業界には、50歳前後で役職定年を迎え、その後は出向やポジション変更によって働き方や待遇が変わるという慣習が残っています。
子どもが生まれたことで、これから先の教育や家族の生活を現実的に考えるようになり、受験期を迎える頃に収入が下がる前提でキャリアを組むのは、自分の状況と合わないと感じました。そこで転職活動では、役職定年がないことを一つの前提条件に置きつつ、証券会社系の信託銀行や外資系の生命保険会社なども含めて選択肢を検討しました。
数ある金融機関の中で当行を選んだ決め手は、中途入行者が多く、出身母体に関わらず要職に就ける環境があることでした。また、大学の先輩がここで生き生きと活躍している姿を見たことも、大きな後押しとなりました。「ここなら、年齢や社歴に関わらず、実力次第で長く活躍し続けられる」。そう確信し、新たな挑戦を決めました。
審査は「ブレーキ」役ではない。
アナログな感性と情報収集で、成長企業の未来を見通す。
現在は法人審査部にて、営業担当者が持ち込む融資案件の審査を行っています。私の役割は、案件のリスクとリターンを天秤にかけ、銀行として許容できるラインを見極めることです。
審査の仕事は、単に「石橋を叩く」ことではありません。ましてや、叩きすぎて渡らないことでもありません。100点満点の安全な案件は存在せず、リスクを避けすぎれば融資そのものが成立しなくなります。かといって、単純に丸かバツかで割り切れる仕事でもありません。融資期間が5年であれば、その間に業界環境や企業の状況が変わり、入口で見えていた評価が逆転することもあります。
だからこそ私は、泥臭い情報収集を大切にしています。あえてデジタルではなく、「紙の新聞」を読み、あえて「情報の寄り道」をすることで、デジタルでは出会えない周辺情報に触れる。担当するIT業界の専門誌を読み込み、業界特有の課題やトレンドを肌感覚で掴む。そうして蓄積した知見を武器に、「このリスクなら取れる」「この企業は将来化ける」という判断を下します。
自分が審査に関わった企業の動きが新聞などで報道される場面に接すると、間接的ではあっても成長の一助になれた実感があります。いつか子供たちが大きくなったときに、「このプロジェクト、お父さんが関わったんだよ」と胸を張って言える。それが、今の私の密かなモチベーションです。
「欠けているピース」があるから面白い。
完成された組織にはない、無限の可能性を埋めていく。
当行の魅力は、良い意味での「未完成さ」にあると私は考えています。メガバンクはあらゆる機能を網羅した「巨大戦艦」のような存在ですが、その一方で、機動力が削がれている側面も否定できません。例えば、多大な管理コストがかかり多くの銀行が「辞めたい」と考えている貸金庫のような業務も、既存のお客さまとの関係から容易には切り離せないのが現実です。
対して当行は、機能として「欠けているピース」がまだあります。しかしそれは、他行が維持に汲々としている領域を、私たちのアイデアとやり方次第で、全く新しい価値を持つビジネスとして定義し直せる「余白」があるということでもあります。SBIグループとのシナジーやデジタル金融の知見を活かし、既存の枠組みにとらわれず「うちにはこれがないから、自分たちで作ってみよう」と自由に提案できる風通しの良さは、完成された組織では決して味わえない醍醐味です。
私の今の目標は、少しでも長く、活力を持ってこの場所で仕事を続けることです。そのために、年齢を理由に守りに入るのではなく、IT業界などの成長産業への知見を深め、苦手意識のある新しい領域にも貪欲に挑戦していくつもりです。「審査担当者自身が自信を持って推薦できる」と言えるまで知見を積み上げ、組織に新しい風を吹き込み続ける。それが、ミドル世代の私を受け入れてくれた当行への貢献であり、何より愛する家族への責任の果たし方だと考えています。
