INTERVIEW 13

グループ市場リスク管理部
業務推進役

2012年入行

PROFILE

前職は金融システム会社で、地方銀行向けにデリバティブのプライシングモデルや預金モデルの開発・導入支援を担当。現在はグループ市場リスク管理部にて、銀行勘定の金利リスク管理(ALM)および金融商品評価モデルの検証、新商品導入時のリスク観点の検証に携わる。

システムを「作る」側から、
ビジネスを「動かす」側へ。
緻密なリスク分析が、
銀行の新たな挑戦を支える羅針盤になる
2009

研究職を経て、金融システム会社で地方銀行向けリスク管理システム導入を担当

2012

当行に入行。市場リスク管理部門でALM・モデル検証・新商品リスク検証などを担当し、チーム運営にも携わる

納品して終わり、では物足りない。
自分の作ったモデルが、どう社会を動かすのかを
見届けたい。

私のキャリアの原点は、少し特殊かもしれません。最初は研究職に就き、その後、金融システム会社へ転職しました。そこでは約100名規模の組織で、主に地方銀行様向けにデリバティブ商品のプライシングモデルや、預金モデルの開発・導入支援を行っていました。
システムや計算モデルの開発は、設計から検証、導入までを一気通貫で担当できる点にやりがいがありました。一方で、ベンダーの立場では、システムを導入した後の運用に継続して関わる機会が限られていました。実際に現場でどう使われ、どんな形で業務に活きているのか。そうした運用の実態に関心が移り、「導入して終わりではなく、その先まで関わりたい」と考えるようになりました。そこで、システムのユーザーである銀行への転職を決めました。
数ある金融機関の中で当行を選んだのは、面談を重ねる中で、前職で培った金融工学やモデル開発の経験を活かせる採用ポジションだと感じたからです。これまで積み上げてきた知識を土台にしながら、導入後の運用も含めて、実務に近いところで業務に取り組める点に魅力がありました。

リスク管理部は、
挑戦を止める「ブレーキ」ではない。
ゴールへ安全に導く「ナビゲーター」だ。

現在はグループ市場リスク管理部に所属し、銀行勘定の金利リスク管理(ALM)や、デリバティブなどの金融商品評価モデルの検証を担当しています。
私たちの仕事は、単に「リスクがあるからダメだ」と現場の足を止めることではありません。経営陣やフロント部署(営業・投資部門)に対し、「今のアクセルの踏み込み具合なら、ここまでスピードを出しても安全です」と、客観的なデータに基づいてナビゲートすることです。いわば、銀行が投資拡大という攻めの経営を行うための、安全装置であり羅針盤です。
そのやりがいを強く感じたのが、直近で携わった「ハイパー預金(円定期預金)」の導入プロジェクトです。金利のある世界へ移行する中、新しい預金モデルのリスクをどう評価し管理するか。金融庁との折衝やモデル検証を重ね、フロント部署と一体となってリリースに漕ぎ着けました。
その後、プレスリリースで「残高3,000億円突破」という数字を見たときの感動は忘れられません。自分が検証し、送り出した商品が、世の中に受け入れられ、銀行のビジネスを力強く支えている。前職では味わえなかった、「ビジネスを動かしている」という確かな手応えを感じた瞬間でした。

原則出社で取り戻した、チームの体温。
AI活用と次世代育成で、組織の「基礎体力」を高めたい。

SBIグループ入りして以降、従来の「規制対応を踏まえて着実に」という進め方に加え、スピード感を求めて進める場面が増えたと感じています。
また、働き方の面では、リモートワークから「原則出社」へと回帰しました。マネージャーという立場になって痛感しますが、顔を合わせることで、誰がどこで詰まっているかを把握しやすくなりました。特に、金融知識や経験には個人差があります。かつての私のように独力で突き進めるタイプばかりではありません。だからこそ、対面での細やかなフォローや何気ない会話を大切にし、メンバー一人ひとりが抱える課題を早期にキャッチアップできるよう努めています。
将来的な構想として、AIを活用したリスク管理の効率化を模索しています。今はまだアイデアの段階ですが、膨大なデータの違和感検知などにAIを役立てることで、将来的にリスク管理の質をさらに高めていければと考えています。「守り」の要であるリスク管理部がAIなどを活用して進化し続けることで、将来的には銀行全体の挑戦をより力強く支えていければと考えています。